やがて蟹になる

あなたと食べたい上海蟹

冬至饂飩 夏至面

衣食住で最も食を重視している自覚はあるし、人生であと何食好きなものが元気に食べられるか計算しているくらいには食べるのが好きだ。

仕事柄中途半端な時間に早めの夕飯を食べなければならないので、外食はチェーン店、野菜を食べようとすると大戸屋とサイゼしか選択肢はない。前述のように食に結構な容量を割く人生を送っているので、お金を出してまずいものを掴んでしまったときには破茶滅茶に落ち込む。一日は引きずるし、外食の傷は外食でしか癒せないから出費も増える。

そんなわけで、基本は弁当派だ。コロナになって同僚とご飯を食べる機会も無くなり、何か用事があって作れなかったとき以外はほぼ毎日そうしている。弁当はいい。自分の好きなだけ野菜と肉を詰め込んで、ご飯は130gのもち麦入りにできる。唯一残念なのは、当然ながら中身を全部知っているからワクワク感がないこと。

料理は得意だし好きな方だから、弁当作りも苦ではない。中でも中華が一番好きなんだけど、家で作るとぼんやりした味になる。塩や油の量を日和るから。パーティーでもない限り料理本とかレシピサイトとか見ずにあり合わせのもので適当に作って、大した失敗はしない。でも中華だけは、美味しく作るために大さじ3の油や小さじ1の塩を使う勇気を貰いたい。

 

色々と自分の好きな塩加減かつ大好きな花椒をよく使う中華料理を教えてくれる本をいくつか彷徨った結果、ベタですがウー・ウェンさんの中華料理が最高だなと。

初心者向けかっていうとそうでもないけど、よほど手際が悪くなければ全部が美味しくできると思う。最近までKindle Unlimitedに入ってた「体と向き合う家ごはん」はどのレシピも簡単で本当においしい。今の時期おすすめはミョウガの卵焼きとトマトと豚肉の煮物。

ちなみに今はunlimitedなのはこれ。

ちょい上級者向けだけどエッセイとしても面白い。

北京の人は夏至ジャージャー麺を食べるらしいので、夏至はとっくに過ぎたけど今度作ってみようかな。